①東京五反田・カフェ トゥジュールデビュテ
静かな店内では耳を凝らすと、駅構内の放送も聞こえてきます。それほど近い。
地下へと続く階段を下りていくと、
照明を抑えた、シックな空間。
隠れ家のようだ。
初老の男性が一人で営んでいるようで、
開店直後でお客が他にいなかったせいか、
一人なのに奥のテーブル席に通していただけた。
この水の入ったコップを見て、触っただけで、ここにきてよかったなと感じた、どういうわけか。
すっと細くて、ちょうどいいコップのフォルム。
ひんやり冷えた水が調和する。
装飾を抑えた空間。
ほんのりとした照明。
なんだか「ミニマリズム」を感じて心地いい。
ブレンドコーヒー@600円
クロックムッシュ@800円を注文。
少々お高めに感じるが、
支払う価値があるこの空間。
1986年に創業とか。
一人黙々とテキパキ仕事をこなすマスターは
実は雄弁そう。
開店に至るストーリーなんて、
じっくりと聞いてみたいと感じるお店でした。
営業時間= 月~金・12:00~23:00
土日・祝日 12:00~18:00
休日=不定休
西加奈子「まにまに」
友人と飲み、酩酊。
午前11時起床。
締めの丼なんて食い、太る、1キロ増えた。
酒を飲むと、後悔ばかりが降り積もる。
いらぬSNS投稿、炭水化物摂取、散財。
ただ今朝はすこぶる体調が良かった。
快便につき、身体も軽い。
■西加奈子「まにまに」
直木賞作家による、ふんわりさらりなエッセイ集。
もう少し、がっつり書き込んで欲しかった感はあるけれど。
以下、印象的な一節。
大学時代、コンビニでアルバイトをしていた頃から言われていた。
「◯◯君は仕事が早いけれど雑だよね」
小学校の頃は
「汚くていいから、丁寧に字を書きなさい」
と幾度となく先生に指導されてきた。
丁寧と対極に生きてきた人間だからこそ、
丁寧への憧れは大きい。
松浦弥太郎の本をしょっちゅう読む。
背筋がしゃんとなる。
丁寧な仕事をする飲食店に時々立ち会うと
嬉しくなる。
料理を大切に大切に食べたくなる。
味とはまた別の要素においしさを感じてしまう。
そんなお店は近くには少ないかもなぁ。
西加奈子さんのオススメする、清潔なお店、本、映画を教えてもらいたい。
何かおもしろいこと。
それが、はあちゅうがブログを書く理由なんだとか。
日々の暮らしにちょっとでも張りを持たせるべく、つらつら書いていきます。
読んだ本や、訪れたカフェだったり、旅の話、買ったモノのレビューなどなど。
どうぞよろしくお願いします。